「親の介護が始まったけれど、今の仕事を辞めたくない」「制度があるのは知っているけれど、実際どうすればいいのか分からない」。
そんな不安や葛藤を抱えていませんか?
日本では毎年およそ7万人以上の人が、介護や看護を理由に離職している現実があります。特に50代の女性にその傾向が強く、介護と仕事の両立が難しくなる「限界の瞬間」は、誰にでも訪れ得る問題です。
そんな時、ひとりで抱え込まずに、制度や職場に“うまく頼る方法”を知っておくことで、キャリアを手放さずにすむかもしれません。
本記事では、介護と仕事の両立に直面する方に向けて、離職に至る背景や制度の活用方法、そしてENTAKUが提供するサポート内容をご紹介します。「限界」に達する前に知ってほしい情報を、わかりやすくお伝えします。

介護と仕事の両立に“限界”を感じる人が増えている社会的背景
1年間に約7.3万人が「介護・看護」を理由に離職
介護と仕事を両立することは、今や多くの人にとって避けられない課題となっています。厚生労働省の「雇用動向調査」(2023年)によると、1年間に約7.3万人もの人が、「介護・看護」を理由に離職しています。
これは2000年の約2倍に増加しており、年々深刻さを増していることがわかります。
また、そのうち77%が女性で、50代が最も多い層となっており(全体の約3割にあたる2万人超)、まさにキャリアの後半戦で離職を余儀なくされている現状が浮き彫りになっています。
「親の介護が始まり、これ以上は働き続けられない」――そんな選択を迫られた人が、全国に数多く存在しているのです。
「制度はあるのに、使えない」現実が離職につながる
一方で、介護休業制度や給付金、短時間勤務制度など、国が用意している支援制度は確かに存在します。にもかかわらず、それらを**「活用できない」**まま退職に至ってしまうケースが後を絶ちません。
その背景には、
- 会社に迷惑をかけたくないという遠慮
- 制度を申請すること自体へのハードルの高さ
- 介護と仕事の両立に対する正しい情報不足
といった複合的な要因があります。
とくに、「誰に相談すればよいか分からない」「職場に家庭の事情を話すのが怖い」といった“声にできない悩み”が、結果的に離職という決断へと追い込んでしまうのです。
無理を続けた先にある、キャリア断念という選択
制度を知らないまま無理を続ければ、身体的・精神的な疲弊だけでなく、職場での評価やキャリア形成にも影響を及ぼします。結果として「自分にはもう働けない」「辞めるしかない」という結論に達してしまう方も少なくありません。
ですが、本当にそれが唯一の選択肢なのでしょうか。
多くの場合、「もう限界だ」と感じるその前に、制度や第三者の支援を活用することで回避できる可能性があります。ENTAKUは、そんな“限界”の手前に立つ方々に、そっと手を差し伸べる存在です。
「辞めたくない」あなたができること——限界の前に相談という選択肢
介護休業や給付金制度を正しく知れば、選択肢は広がる
「もう仕事を辞めるしかない」
そう思い詰めてしまう前に、本当に使える制度を知ることが、現実的な選択肢を広げてくれます。
たとえば、「介護休業」は、家族の介護を理由に最長93日間取得できる制度です。さらに雇用保険に加入している方であれば、休業中の給与水準の67%を「介護休業給付金」として受け取ることが可能です(※条件あり)。
また、介護休業だけではなく、以下のような柔軟な働き方を支える仕組みも用意されています。
- 短時間勤務制度
- フレックスタイム制度
- 時差出勤制度
- 所定外・時間外・深夜労働の制限 など
これらの制度を組み合わせることで、辞めずに働きながら介護と向き合う方法も、現実味を帯びてくるのです。
しかし実際には、「制度の存在は知っていても、どう申請したらいいか分からない」「上司にどう伝えればいいのか不安」といった心理的なハードルによって、制度を活用できずに終わってしまう方が多いのが現状です。
ENTAKUは“伝え方”の相談からサポートします
ENTAKUでは、制度の情報提供はもちろん、「どのように職場に伝えるか」という実務的な部分まで、しっかりと寄り添って支援しています。
たとえば、
- 勤務先に相談するための資料の作成
- 職場環境や勤務体制についての調整アドバイス
- 長期的なキャリア設計の支援
など、一人では難しい交渉や判断も、専門家と一緒に取り組むことで前向きに進められるようになります。
ENTAKUの代表である安藤さちこは、介護・福祉現場の第一線で30年以上の経験を積んできた国家資格キャリアコンサルタント。だからこそ、福祉と仕事の両方の視点をもって、あなたの状況を理解した上での現実的な提案が可能です。
「まだ誰にも話せていないけれど、まずは聞いてほしい」
——そんな段階からでも、お気軽にご相談ください。
こんな悩みに心当たりがある方は、今すぐ相談を
こんなサインは要注意
介護と仕事の両立は、ある日突然始まるもの。自覚がないまま疲弊し、ある日「もう無理かも」と限界に達してしまうケースも少なくありません。以下のようなサインに、心当たりはありませんか?
- 親の介護が始まり、今の働き方に不安を感じる
- 職場に家庭の事情を伝えづらく、孤独感がある
- 介護と仕事の両立で体調を崩しがち
- 家族内での介護分担がうまくいかず、精神的に苦しい
- 介護に関する情報が多すぎて、何から手をつければいいか分からない
- 仕事を辞めようかと何度も考えてしまう
ひとつでも当てはまるなら、それは「今すぐ誰かに相談すべき」サインかもしれません。
ENTAKUができること
ENTAKUでは、こうしたお悩みに対して、一人ひとりの状況に合わせた丁寧なサポートを行っています。
- 介護制度や職場制度の説明と活用サポート
──知っているようで知らない制度を、わかりやすく整理しながらご案内します。 - 長期的なキャリア設計と就労継続の伴走支援
──「今」だけでなく、「今後どうしていくか」まで、一緒に考えます。 - 「まずは聞いてほしい」だけでもOK
──無理に解決策を出さなくても大丈夫。あなたの気持ちに静かに寄り添います。
ENTAKUの面談は全国対応。対面だけでなくオンライン(Google Meet)にも対応していますので、ご自宅からでも安心してご相談いただけます。
「辞めるしかない」と思ってしまう前に、あなた自身のために、まずは一度立ち止まって話してみませんか?
限界の先にある「後悔」を防ぐために——人生設計は“今”が大切
「辞めたあと」のリスクと向き合う
介護を理由に仕事を辞める決断は、単なるライフイベントでは済まされません。
特に50代での離職は、再就職のハードルが高く、生涯収入にも大きな影響を与える重大な分岐点です。
介護は何年続くか予測がつきにくく、最初は「数か月のつもりだった」つもりが、気づけば何年も…ということも少なくありません。収入の途絶や社会との断絶は、精神的なストレスにもつながり、結果的に介護する人自身が疲弊してしまうのです。
さらに、「自分のキャリアを諦めた」「誰にも相談せずに辞めてしまった」ことで、後悔の念を抱えながら暮らす方も多くいらっしゃいます。
「辞める」という選択を否定するわけではありません。ですが、「辞める前にできること」があることを、ぜひ知っておいていただきたいのです。
だからこそ、“辞めない”選択肢を知っておく
介護休業は、単なる「休むための制度」ではありません。
厚生労働省も明言しているように、この制度の本質は「仕事と介護を両立する体制を整えるための時間」です。
同様に、短時間勤務制度やフレックス制度、時差出勤、残業制限なども、「継続して働く」ために活用できる選択肢です。
ただ、制度を「知っている」だけでは意味がありません。
実際に活用するには、上司への相談、申請書類の準備、家庭内の調整など、多くの“現実的ハードル”があります。
ENTAKUでは、こうした現実的な課題に対し、制度の説明から実際の活用・交渉まで、丁寧に並走しながらサポートしています。
- 制度の正しい理解と、自分の状況に応じた適用可能性の検討
- 家庭内の介護分担やサービス利用についての情報整理
- 将来的なキャリア再設計の支援
「限界のその先に後悔したくない」と思うあなたへ。
ENTAKUは、あなたが“辞めずにすむ道”を一緒に探すパートナーでありたいと考えています。
「限界」に達する前に——ENTAKUがそっと、でも確実に支えます
面談は全国対応。オンラインでもOK
「近くに相談できる人がいない」「時間がとれない」
そんな方にもENTAKUのサポートは届きます。
ENTAKUのキャリア相談は、全国対応。広島市を拠点としながらも、オンライン(Google Meet)を活用し、どこに住んでいても、自宅から安心して相談可能です。
対面をご希望の場合も、場所や状況に応じて柔軟に対応しております。
また、初回のヒアリングは無料。
「何を話せばいいか分からない」という方にも、丁寧に寄り添いながら、一緒に課題を整理していきます。「いきなり本格的な相談は不安」という方も、まずは一歩を踏み出すきっかけとしてご利用いただけます。
相談の流れは明確で、キャンセル対応やプライバシー保護についても丁寧に配慮されていますので、初めての方でも安心です。
「働きたい」と「支えたい」両方の想いを大切に
ENTAKUの代表・安藤さちこは、30年以上にわたり介護・育児・障がい福祉の現場に立ち続けてきました。
ケアマネジャーや介護福祉士など多くの福祉系資格を有し、福祉の現実と制度の限界を誰よりも知る支援者です。
だからこそ、ENTAKUのキャリア支援は単なる「転職相談」ではありません。
「あなたが今、何を大切にしたいのか」
「これから、どんなふうに生きていきたいのか」
——その想いに丁寧に耳を傾けながら、制度や職場、家庭とのバランスを考えた、“あなたらしい働き方”を一緒に考える時間です。
ENTAKUは、“限界に達してから”ではなく、限界に達する前に出会っていただきたい場所です。
あなたの本音に、専門性と現場感覚をもって応える、あたたかな「円卓」であり続けたいと思っています。
まとめ:介護と仕事、どちらもあきらめたくないあなたへ
介護と仕事の両立は、誰にとっても避けられない課題です。
厚生労働省の調査では、毎年約7.3万人が介護や看護を理由に離職しており、その大半が50代女性という現実があります。
しかし、介護離職がすべての答えではありません。
制度や支援を上手に活用すれば、「辞めずに働き続ける」選択肢もきっと見つかります。
合同会社ENTAKUは、介護・福祉の現場経験をもとに、福祉とキャリアの“あいだ”を支える専門家です。
制度の説明から、職場への伝え方、キャリア設計まで、一人ひとりの状況に合わせて丁寧にサポートします。
限界を迎える前に、まずは話してみませんか?
ENTAKUは、あなたの気持ちに寄り添いながら、現実的な一歩をともに考える存在であり続けます。
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